あしたの私に会いに来て…

いつかまたあなたに逢えるなら。その時はもっとステキな私で逢いたい。

私&大切な人たち

サヤカ

Author:サヤカ
26歳 会社員
B型
音楽をこよなく愛するケータイマニアです

何かございましたら
*メール:sayaka38ca@ヤフー*
もしくは鍵コメにて。

当ブログは無期限放置になりました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

今も私は、日々言葉を綴っています。
皆さんから貰った、たくさんの気持ちを胸に頑張ります☆

みんないつもありがとう♪

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最後のデート。

怒ったように席を立ったヒロくんの後を
私はただ無言で歩く事しかできなくて

何も言葉を発せず、私を振り返りもしない彼は
今まで見てきた彼とは
全く違う、知らない存在のように思えた。

続きです。

しばらく歩くと、
彼は駐車場とは違う方向に向かいだした。

「どこ行くの?」
そう問いかける私に、彼は返事を返してはくれなかった。

仕方なくついていく。
もう、届かない存在なのだと思い知らされて
涙が出そうになった。

すると彼は、スタバの中に入っていった。
よく訳もわからず、戸惑いながら私もついていった。

彼は、ホワイトホットチョコレートとタゾチャイティーラテを1つずつ頼んだ。

店員さんから受け取るとまた無言で店を出た。
私も後に続く。

すると今度は駐車場に向かい始めて、
車にたどり着くと、
「どっちがいい?」って口を開いた。

私は事態が飲み込めなくて、
「いや…どっちでも…」としか言えずに
彼は「相変わらず、優柔不断なんだね」って言った。
そして私に、タゾチャイティーラテをくれた。

車に乗って、駐車場を出る。
もう彼は私の話を聞きたくなくて
私を家まで送り届けようとしてるんだって思った。

でも彼は、駐車場を出ると、
うちとは正反対の方向へと車を走らせた。

「え…?うちこっちじゃないよ?」
「わかってるよ。少なくともあなたよりは道詳しいから。」

余計にわからなくなってきた。

「じゃあ…どこに行くの?」
「黙って乗ってればいいの。」

何も言えなくなってしまった私にヒロくんはこう言った。


「最後にデートしよう。」


あまりにもビックリして
一瞬唖然としてしまって
その後彼の方を慌てて向いてみたけど
彼は真っ直ぐ前を見て運転を続けるだけだった。

着いたのはライトアップされたタワー。
ここも、一緒に来るのは初めてだった。

もう終わってしまった関係なのに
また1つ、思い出が増えた。

綺麗な夜景を見ながら
彼は重い口を開いた。

「謝ってほしいなんて、一度も思った事はなかったよ。」

彼は、私の方は見ずに
ただ前を見据えて続ける。

「謝りたかったのは、俺の方なんだ。
夜、一人で家にいたりなんかすると、いつだって思い出すのはあなたの事だった。
何て事をしてしまったんだろうって、心の中でずっとずっと謝罪を繰り返してきたんだ。

あの頃の俺を理解してくれって言う方が無謀だった。
きっと俺はあなたを、必要以上に傷つけてきた。

許してもらわなきゃいけないのは、俺の方だ。

あなたがもし、ずっとずっと俺に対して謝りたいって思っていたのだとしたら
俺はそれ以上にずっとずっと謝りたいと思っていた。」


溢れる涙を必死に堪えて改めて彼を見ると
彼もその時になって私の目をちゃんと見てくれて
「許して欲しい」と言った。

私は気持ちが昂ぶってもう言葉にならなくて
一生懸命首を横に振る事しかできなかった。
そんな私を見て彼は、悲しそうな笑顔を浮かべてた。

私たちは、
こんなに想い合っていながら
最後の最後になるまで、ちゃんと近づく事ができなかった気がした。

やっと、気持ちと気持ちが近づいた気がした。

「私たち、似すぎてたのかもしれないね。
もう、どっちが悪いとか、そういうのやめよう?
どっちかだけのせいじゃないんだよね、きっと。
終わってしまった事は今でもすごく悲しい事だけど
一緒にいると決めたのは私と○○さん2人だったでしょ?
一緒に同じ時間を過ごしてきたのも2人だったでしょ?

だったら悲しい終わりも、こういう再会も
2人で作ったんだよ。」


私は、そんな事を言った。
それは、ヒロくんに責任を感じて欲しくないのと、
自分も少しでいいから救われたかったのと。

そしてこの言葉を言った時思い出したのは
高本さんの事だった。

『運命』は変えられる―。
だったら、これが私とヒロくん
2人の運命だ。

私の言葉を聞いた瞬間、
ヒロくんの表情が微妙に変化した。

そして、
「何か…変わったね。
あの頃とは違う何かがある気がする。
いつも俺がどうにかしてやらなきゃって思ってたけど
少なくとも今は、俺はあなたに救われている気がする。」

彼はそう言いながら優しく笑ってた。

変わった…
変われたんだ。

私は変われてなんかいないって
ずっとずっと弱い自分なんだと思ってたけど

一番大好きな人が、ちゃんと認めてくれた。

あの頃の私ではなく、今の私を。

あれからいろんな事を経験して
それはすごく辛い事が多くて
でも、
きっと全て、必要な事だった。

最後の最後に、逃げなくて良かった。

そして改めて
彼を愛した意味がわかった気がした。


時間もかなり遅くなってしまって
彼の車に戻って
今度こそ私の家に向かった。

本当に本当に、これで終わる。

そして、私のマンションの前に着いた。

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