あしたの私に会いに来て…

いつかまたあなたに逢えるなら。その時はもっとステキな私で逢いたい。

私&大切な人たち

サヤカ

Author:サヤカ
26歳 会社員
B型
音楽をこよなく愛するケータイマニアです

何かございましたら
*メール:sayaka38ca@ヤフー*
もしくは鍵コメにて。

当ブログは無期限放置になりました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

今も私は、日々言葉を綴っています。
皆さんから貰った、たくさんの気持ちを胸に頑張ります☆

みんないつもありがとう♪

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幸せでいて。

何度も、大好きだった彼の車に乗り込んで
別れ際には必ずキスをした

そんな私のマンション前に
車は到着してしまった。

前回の続きです。

もう、車に乗った時とは違って
笑いながら話なんてできなくなっていた。

だけどそれは決して重たい空気なんかじゃなくて。

だけど、私も車を降りようとしなかったし
ヒロくんも「じゃあね」とも何も言わなかった。

しばしの沈黙の後で、
私はたまらずに言ってしまった。

「私ね、やっと動けそうな気がする。
あの日から、いろんな事があって
きっと○○さんの周りの環境もたくさん変わったと思うけど
ずっとずっと、心だけが動けなかった。

これでやっと、前に進める。

だけどね…



前には進んでも
気持ちが終わるわけなんかじゃないんだ。

今でも、私はあなたを愛してる。」


何で、あんな事言ってしまったのか
今でもわからない。

決して、言うべきじゃなかったのに。

それでどうして欲しいとか
そんな事じゃなかったんだ。

ただ、もう黙っていられなかっただけ。

ヒロくんは、視線を落として
しばらくして
困ったような笑顔を浮かべて
「ごめん…俺には、応えられないわ。」
そう一言だけ言った。

「別に謝んなくてもいいよ。
だって、何も期待なんかしてなかった。
もう戻れないのはちゃんとわかってたから。

もし戻れると思ってるなら、もっと早く言ってるよ(笑)」


これが、本当の気持ちだった。

もう、ヒロくんの気持ちが私にない事も
ちゃんと予測がついていた。

初めて、自分から「告白」した。
ダメってわかってるのにね。

「もしかしたら、もうこれが本当の最後かもしれないね。
もう、逢えないかもしれないよね。」


「わかんないよ。
これだけ近いところで生活してれば、偶然はあるかもしれない。」


「偶然じゃなきゃ、もう逢えないって事なんだね。」

「うん…

いや、

あと一度は、必ず逢おう。
来年、転勤するでしょ?
俺も、早ければ来年転勤なんだ。

お互い、転勤決まったら連絡しよう。
そして、その前にもう一度逢おう。

自分がどれだけ幸せか、見せ付けるんだ。」


そんなヒロくんの提案に、私は
「多分私の方が幸せだと思うな」
なんて憎まれ口叩いて。

ヒロくんはそんな私を見て笑った。

「じゃあ、もう行くね。」
「うん。」
「ありがとう。」

「ねぇ」
突然ヒロくんが会話を切って切り出した。


「あなたは今、幸せ?」


私はしばらく考えて、
半年間の事を思い返して答えた。

「きっと幸せだよ。
後から、現在の事を振り返ったら、絶対に幸せだったと思う。

○○さんは?」


「うん、俺はそこそこ幸せかな。」

きっとこれが、一番確かめたかった事だったんだ。

好きな人と、隣どうしでいられなくなったけど
好きな人がちゃんと、幸せでいてくれる。

それってとっても大切な事。


そして私たちは、笑顔でお互いの顔を見つめて
どちらからともなく
























最後のキスをした。
























「じゃあ、またね。」
「うん。」
「何度言っても足りないけど、
本当にたくさんありがとう。」

「こちらこそ、本当にありがとう。」

もう遣り残した事はない。

私は車から降りると
窓越しに彼に手を振って
彼の車が発進する前に
マンションに向かって歩き出した。

数歩進んだところで
彼の車が動く音がした。

終わったんだ。
もう、あの頃には戻れない。
そして、もう縋る事もできない。

今まで堪えていたのに
その瞬間に、涙が止まらなくなってしまった。

彼の車が遠ざかっていく音がして
思わず振り返った時には

彼の車は交差点を既に曲がり終えて
見えなくなっていた。

終わった。
終わったんだ。

私は夜の路上で
一目もはばからずに声を上げて泣いた。

だけどそれは
今までの涙とは違って
悲しいだけじゃなくて
温かい涙で

きっと私はこれから幸せになれる
そんな予感に包まれたもので

きっと、彼もこれからもっと幸せになる
そう確信する気持ちもあって。

ありがとう。
初めて自分から愛した人。

ありがとう。
どんなに願っても届かなかった人。

ありがとう。
短い間でも、ちゃんと私を愛してくれた人。

ありがとう。

さよなら。

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コメント

きちんと言いたいこと伝えれたんだね。
なんだか素敵だね。

きちんと前を向いて歩けるように
サヤカさん自信で運命を切り開いたって
感じがするね。

なんだか読んでいて泣いてしまったよ。

でもサヤカさんがうらやましいな
私もそんな風に前に進んでいきたかったなぁ

なんてね。

お疲れ様。


少し前の彼氏と別れた時のことを思い出した。
私たちの場合はキスではなくて
最後に下の名前で彼が呼んでくれたんだ。
もう雫って呼ぶことはないんだねって
いいながら・・・。
私もあの時のことは一生忘れないって思ってる。
今でも会うことがあるんだけど
高校時代のクラブ関係でね。
以前呼ばれていたように苗字だから・・・。

>>雫さんへ
うん。言いたい事は全部言えたから、もう後悔は何もないんだ。
結末はやっぱり覆せなかったけど、それでも今はただ悲しいだけじゃないんだよね。

運命を切り開いたかぁ。
だって「運命」は変えられるもんね☆
そんな大切な事を教えてくれた人にも出逢えたし、結果として私はそれをヒロくんで証明する事ができた気がしてる。

最後に名前で呼んでくれたんだね。
私もヒロくんと別れたその日に初めて名前で呼んでくれたんだ。
だからその時の気持ちすごくよくわかるよ。

想いが本物だったからこそ、忘れなくてもいいし、きっと忘れちゃいけない事なんだろうなって今は思ってる。
次に出逢った人のために、自分の財産にするんだ。

雫さんは彼のために、そして私もそれをある人のために、これから自分のチカラとして過ごしていけたらステキだね。

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