あしたの私に会いに来て…

いつかまたあなたに逢えるなら。その時はもっとステキな私で逢いたい。

私&大切な人たち

サヤカ

Author:サヤカ
26歳 会社員
B型
音楽をこよなく愛するケータイマニアです

何かございましたら
*メール:sayaka38ca@ヤフー*
もしくは鍵コメにて。

当ブログは無期限放置になりました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

今も私は、日々言葉を綴っています。
皆さんから貰った、たくさんの気持ちを胸に頑張ります☆

みんないつもありがとう♪

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戸惑い。

もう本当に遣り残した事はなくて
何も後悔なんてなくて
それは全く嘘ではなくて

なのに。

彼を連想させるものを感じるだけで
私はまだ涙を流すんだ。

これは本当に終われたのかな。
私は、自分の気持ちを封印したかっただけかな?


突然泣き出した私に、当然のごとく高本さんはビックリして
慌てふためいたに違いない。

既にサイドブレーキに手をやって
いつでも発進できる状態になっていたその手で
慌ててシートベルトを外すと
私の頭に手をやって髪の毛をくしゃくしゃってしながら
「どうしたー?サヤカ???
もう、何泣いてんの???
ちょっと、説明してくれないと俺わかんないよ???」


だけど私はすぐに喋れる状態なんかじゃなくて。
そんな私に高本さんは
「言いたくないこと?

…もしかして、『彼』の事?」


そう聞いた。


私は頷くのが精一杯で
その後更に激しく泣いてしまった。

普通こういう時って
「違うよ」って否定するものなんだろうけど
この時の私は驚くほど素直だった。


高本さんは、優しさと
「しょうがないな」っていうふうな感情がこもったように
静かに笑うと

その場で私の頭を抱き寄せた。


私と高本さんは
手をつないだ事さえなくて

それが、出逢ってから一番の接近だった。

高本さんはしばらく、
片方の手で私の頭を抱いて
まるで子どもをなだめるようにもう片方の手で方をゆっくりと
優しくトントンってして
黙ったまま私が泣き終わるのをただひたすら待っていてくれた。

私は最悪だ。

泣きながらそんな事を考える余裕を取り戻していた。


高本さんの腕の中で、
私はヒロくんを想って泣いている。

最低最悪だ。

高本さんが好き。
でも、ヒロくんは確実に私の中にいる。

高本さんの優しさが愛おしい。
でも、今はそれに甘えているだけかもしれない。

そんなジレンマに耐えられなくなって、私は
「化粧が落ちる」
なんてふざけた理由で、高本さんから離れた。

高本さんは、
「いいって。
別に化粧しようがしまいが、大して変わんないでしょ?
元が元なんだから。」

といたずらっ子みたいに笑って
私は照れ隠しもあって、笑いながら高本さんを一回叩いた。
「ムカツク!」

私の化粧チェックが終わると
高本さんは車を今度こそ発進させて
だけど、何故さっき私が彼を想って泣いたのか
一切触れようとはしなかった。

切り出したのは、私の方。
「さっき泣いた理由、話してもいい?」
話さない方がいい気もしたんだけど、
何でか高本さんには、全てを話したい気がしていて。

高本さんは
「うん、何でも話しなよ。
俺はちゃんと聞いてやるし、何聞いても大丈夫だから。」

そう言ってくれた。

私は話した。
ここが、最後にヒロくんとご飯を食べた場所だった事。
最後に近くのタワーでデートをした事。
別れ際に、最後のキスを交わした事。
そして、車を降りる瞬間、レミオロメンの「茜空」が流れていた事。

それら全てが今日、フラッシュバックしてしまった事。

高本さんはかなり驚いた様子で
「お前は何でそういう大事な事を先に言わない!?」
と大きな声で言い返してきた。
キョトンとする私に高本さんは
「そんな思い出知ってたら、今日絶対にここには連れてこなかった!」
そう言った。

そして、悲しそうに
「俺が泣かせたようなもんだよ。」
と呟いた。

私は必死にそれを否定して
ここで一緒に映画見れて良かったって言った。

だって、高本さんが一緒じゃなかったら
ここは一生私とヒロくんとの最後の場所でしかなかったと思うから。

高本さんが一緒にいてくれたお陰で
ヒロくんとの最後の場所であって
高本さんとの思い出の場所にもなったから。

そんな事も、全て高本さんには伝えた。

その後、気晴らしに行こうって言って
高本さんが連れて行ってくれたのは『海』だった。
近くには有名なハンバーガー屋さんの車。
2つ頼んで、車の中に持っていって
半分ずつ交換して食べて
高本さんのためにペットボトルのお茶のキャップ外してあげて
あぁ、こういうデートってすごく久しぶりだなぁなんて感じて。

想いっきり泣いて、
ヒロくんとの事を高本さんに散々聞いてもらって
夜風に吹かれて
あたりは一面静かで
さっきまでの気持ちとは真逆で
私の心の中は、何だか温かい気持ちで満たされていた。

高本さんがいてくれて、本当に良かった。
確かにまだ、ヒロくんの事を完全に何も感じなくなった訳じゃない。
だけど私、この人の事もっと知りたい。
そして、この人には私の過去も含めて全て知ってほしいって
心から思った。

彼が既婚者である事は
この時の私の頭の中からは、すっかり抜け落ちていた。

彼へ何かお礼がしたくて
「今日は1個だけ、何でも言う事聞いてあげる。」
そう言った。

彼は「えー、1個だけかよ。」なんて不満を漏らしつつ
しばらく考えた後「まだ帰らなくて大丈夫?」と私に尋ね
次の日何も用事のなかった私は大丈夫だと告げた。

すると、高本さんはとんでもない事を言い出した。
「今から俺と、ホテルに行ってほしい。」

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