あしたの私に会いに来て…

いつかまたあなたに逢えるなら。その時はもっとステキな私で逢いたい。

私&大切な人たち

サヤカ

Author:サヤカ
26歳 会社員
B型
音楽をこよなく愛するケータイマニアです

何かございましたら
*メール:sayaka38ca@ヤフー*
もしくは鍵コメにて。

当ブログは無期限放置になりました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

今も私は、日々言葉を綴っています。
皆さんから貰った、たくさんの気持ちを胸に頑張ります☆

みんないつもありがとう♪

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影。

彼の実家に行って
まさかそこでこんなものを見つけてしまうとは思わなかった。

彼はケータイの他に
PHSを一台持っていた。

私がそれを見つけたことなんて知らずに
彼は私のために裁縫道具を持って
二階に戻ってきた。

私は出来る限りの平静を装って
でも彼の顔を見る事はできず、背中を見せたまま聞いた。
「ねぇむねりん、このピッチ何?」

一瞬、彼の返答が遅れたのを
私は聞き逃さなかった。
「あぁ…それ前使ってたの。」

私は咄嗟に、これは嘘だって思った。
きっとこれ、今も使ってるんだって。

人のケータイの中を見るのはあんまり好きじゃなかったけど
とりあえず開いてみた。

そこには電波3本のマーク。
通信ができる状態の証拠だった。

つまり、彼は私に嘘をついたって事。

私は、嘘が一番許せない。
嘘ほど卑怯なものはないと思っていて。

彼がこんなに見え透いた嘘をつく意味もわからなかった。
私をバカにしてるとしか思えなかった。

私は現実を突きつけるかのように
自分のケータイをそこに置いて
ピッチから発信した。

すぐに、私のケータイの着うたが鳴った。
何か、笑えた。

「おかしいよね?
前に使ってて、今は使ってないはずのピッチが繋がるなんて
私聞いた事ないよ?」


そう言って電話を切ると
ピッチの発信履歴から、私のケータイ番号を消そうと
発信履歴を開いた。

それを見て
私の疑念は、確信に変わった。

私の番号の下にズラリと並ぶ
1人の女性の名前。

彼は、私をずっと騙してた。

私が本命で、その人が浮気相手なのか
その人が本命で、私が浮気相手なのか

そんな事わかんなかったけど
彼がしょうもない嘘をついた事
誰かわからない女の人と、私に隠れてずっと連絡を取り合っていた事
単なる怒りじゃ収まらなくなっていた。

でも、
彼の口から『最後』を告げられるのが
とてもとても怖かった。

これから先、ずっと一緒だと思っていた。
ヒロくんとの事があって、そしてそれからようやく出逢えた人だった。
彼のいない生活なんて、今の私には無理だって事もわかってた。

だから、私はそれ以上
そのPHSについては触れないようにしようって思った。

彼が持ってきてくれた裁縫道具を借りて
ワンピースの裾のほつれた部分を縫う。
「私玉結びあんまり得意じゃないんだよね」
なんて笑いながら言ったりして。

その頃になるともう彼は、絶句状態だった。
それが余計に辛かった。
彼は、認めたんだ。
もう1人、女の人がいるって事。

だけど、もう1つ私は気づいた。
彼は無言のまま、ずっと私の顔を見てる。
きっと、何か言葉を発したいんだ。

でも、その言葉はきっと、
私の聞きたくないもの。

私は、喋りたくもないのに
ひたすら話し続けて、クスクス笑い続けた。

しばらくすると、私の話をさえぎるかのように
彼がようやく口を開いた。
「サヤカ、ちょっと俺の話を聞いて。」

絶対に聞きたくない。
そう思った。

「イヤ。
何も聞きたくない。
言い訳なんか聞きたくない!」

「説明くらいさせてよ!」
「何を説明するの!?
俺は二股かけてましたって?
そんな話聞かされた私はどうしたらいいの!?」

「違う!そんなんじゃない!
頼むから俺の話聞いて!」

「イヤって言ってるじゃん!
もう何も聞きたくないし、一緒にいたくもない!」


一緒にいたくない―。

そんな事、一度たりとも思ったことなかった。
もちろん、今も。

でも、彼の口から、決定打を聞くのがどうしても耐えられなかった。

「サヤカ!」
ものすごい強い口調で私の名前を呼ぶと
彼は私の腕を掴んだ。

私は一瞬ひるんでしまった。

「頼むからちゃんと話させて。
俺の口から説明させて。」


ここまで来てもなお、彼はまだ言い訳をしようとしていた。
私の中で、一本の糸が切れた。

「別に話してもらわなくてもわかるよ!
むねりんは私に嘘をついた!
それはやましい事をしてるからで、
このピッチで女の人とずっと連絡を取っていた!
私に隠れてコソコソとね!

むねりんは私を騙した!
騙し続けてた!

それ以外の何だって言うの!?
これ以上、私をバカにしないで!」


言い終わる頃には
涙がポロポロ止まらなくなってしまってた。

私は涙を拭く気力すらなかった。
心にたまったモヤモヤを一気に吐き出して
息切れすらしていた。

「…もう、話すらできないの…?
サヤカはもう、俺とは一緒にいたくない?」


ここまで来てもまだ、こんな事を平気で言う彼に
私は半ば呆れ気味になっていた。

「一緒にいたいわけないじゃん。
もう、声も聞きたくないし、顔も見たくない!

むねりん、私信じてたのに。
最悪だよ。最低だよ。

もう何もかも、終わりよ。

帰る。
じゃあね。」


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