あしたの私に会いに来て…

いつかまたあなたに逢えるなら。その時はもっとステキな私で逢いたい。

私&大切な人たち

サヤカ

Author:サヤカ
26歳 会社員
B型
音楽をこよなく愛するケータイマニアです

何かございましたら
*メール:sayaka38ca@ヤフー*
もしくは鍵コメにて。

当ブログは無期限放置になりました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

今も私は、日々言葉を綴っています。
皆さんから貰った、たくさんの気持ちを胸に頑張ります☆

みんないつもありがとう♪

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結末は…。

私、まだ何も言ってないのに。
どうしていきなり彼がそんな事を言い出すのか
全く検討もつかなかったんだけど。

むねりんは私の両手を、自分の両手で包むようにして握ると
「サヤカは泣き虫で、嘘をつくのが本当に下手だから」
って、ちょっと寂しそうに笑った。

何も言えずにいる私に、彼は続ける。
「親に…言われたんやろう?
俺との事。
だって親に会いに行って、帰ってきたら泣いてて
俺には何も言ってくれないくせに泣いてる。
何を言われたのかはわからないけど
よっぽどの事言われたんやろうな…」


そして彼は私をそっと抱き寄せると
「俺は今までいろんな経験してきてるから
大抵の事は言われたって平気だよ。
だから話せるなら話して?」


この人は、何て大きな心の持ち主だろう。
そして、ちゃんと私を見ていてくれて
ちゃんと私を理解しようとしてくれてる人なんだ。

だからこそ大事にしたかったの。
傷つけちゃいけないって
うちの家庭の都合に巻き込んじゃいけないって。

彼にはもう隠せなかった。
全て…は言えなかったけど、
学歴の事で別れるように強く言われた事とか
親が私に裏切られたと言っていた事とかいろんな事を伝えた。

「やっぱりね…俺の事で親とケンカしたんやね?」
「でも私は絶対に納得なんて出来ないし」
「それは俺も一緒だよ。でも、サヤカの親がそう簡単に引き下がるとも思えないんだ。
サヤカの親だから、悪く言うつもりは全くないけど
きっとサヤカが言う事を聞かなければ、俺のところに来るよね。」

「…うん。そんな気がする。
多分その時、うちの親はむねりんにすごいひどい事言うと思う。」

「俺はね、大丈夫だけど
やっぱり自分の親を悪く言われるような事にはなりたくないし」

「私だって見たくない。
うちの親が人をなじる姿も
むねりんのご両親が悪く言われるのも絶対にイヤ。」

「それから俺はやっぱり高卒って事も、
これまで生きてきた人生の選択も
後悔はしてない。
もっと楽な生き方もあったかもしれないけど
やっぱり後悔しないような生き方をしたいと思ってて。
だから今から通信制とかで大学に入学する事は不可能ではないけど
そうする必要もないと思うし。」

「そうだよね。
私自身、それは望んでない。

それよりも今一番恐れているのは
うちの親が、むねりんやむねりんの家族を傷つけるような事をしたら…って事。
むねりんも大事だし、ご家族も大事だし
だから、うちの家の勝手な都合に巻き込みたくないの。」

「俺も、サヤカが俺と両親との間で板ばさみになる姿は
正直見たくない。」


私たちは、2時間に渡っていろんな事を話した。
むねりんは言ってくれた。
「俺は本気でサヤカとの将来を考えてた。」
って。


過去形で。


考えてくれてたのに…
もうそれは、見えない未来になってしまってた。

「サヤカはどうしたい?」
むねりんは私に尋ねる。
優柔不断の私は、
いつだって「何でもいいよ」とか
「むねりんの好きな方」なんて
曖昧な回答をしてきたけど
今回ばかりはそうは行かなかった。

必死に考えた。
むねりんのために一番いい方法。
彼を、これ以上傷つけずに済む方法。
例え離れてしまっても、彼を守る事はできるだろうか…って。

本音は、片時すら離れたくなかった。
大切な人に逢えなくなる怖さは
きっと私はよくわかってるから。

でも。

私は両親に言われた事でかなりショックを受けた。
だけど、むねりんの方がきっと傷ついたと思う。
人生を、否定されたのと同じ事だから。

それまで生きてきた道や
彼が信じてきたもの
一度も逢った事もない
彼の人となりを知りもしない
言ってみれば赤の他人のうちの両親に否定された。

私はそうやって彼を学歴のみでしか判断しようとしない両親の
血を受け継いだ子どもであって。

「私は…むねりんの事が好きで一緒にいたいと思う気持ちはあるけど
でも、一緒にいる事がいい事だとは思えない。
親の言う事を聞くわけじゃないの。だって納得してないから。

ただこれ以上、巻き込めないかなって思って。」


彼は黙って聞いててくれて
笑うでもなく、落ち込むでもなく
何だか冷静に聞いていてくれた。

そして、
「確かに、好きだけじゃ解決できない事はたくさんあるし
一緒にいて傷つく事もあると思う。

俺も、サヤカに辛い思いはさせたくない。
学なんかで引っかかって
でも例えば今一緒にいて、本当に結婚するって時になって
俺がバツイチである事は、どうやったって消えずに
サヤカは今よりももっとその時傷つく事になると思うし。

『今』でいいのかもしれない。


サヤカ、俺は本当にサヤカとの将来を信じてた。
でも、
もう明日から逢えない。

気が向いたら連絡してよ。
友達としてなら、一緒にいても大丈夫なんでしょ?
ご飯くらい行っても、友達なら大丈夫だよね?

友達に戻ると思えばいいんだよ。」


彼は、自分に言い聞かせるかのように
一言一言選びながら慎重に言った。

私は、これが彼を守る事のできる唯一の方法だと思いながらも
彼の言葉にも納得できずにいた。

友達に戻る?
私とむねりんの間には、『友達』という歴史がないのに?
出逢ってすぐ、惹かれあって一緒にいるようになって
だから私には、むねりんが友達だったという記憶はない。

どうやって戻ればいいの?
そして、平気な顔して逢えると思う?

本当は、「一緒に頑張ろう」って言って欲しかった。
だけどそれは、彼も一緒だったのかもしれない。

私たちは、お互いを想うあまり
自分が身を引く事でしか相手を守れないと思った。

思ってしまった。

彼は私の太陽だったのに。
私のヒカリは、夜と共に
消えてしまおうとしていた。


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