あしたの私に会いに来て…

いつかまたあなたに逢えるなら。その時はもっとステキな私で逢いたい。

私&大切な人たち

サヤカ

Author:サヤカ
26歳 会社員
B型
音楽をこよなく愛するケータイマニアです

何かございましたら
*メール:sayaka38ca@ヤフー*
もしくは鍵コメにて。

当ブログは無期限放置になりました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

今も私は、日々言葉を綴っています。
皆さんから貰った、たくさんの気持ちを胸に頑張ります☆

みんないつもありがとう♪

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最後の朝。

今ならわかる。
あんな事で離れようとしちゃいけなかったの。

でも、切羽詰ったり
心に予想外の重圧がかかると
何とかしなきゃって焦りばかりが出てくる。

本当はもっといい方法があっても
大切な人を守るためって
急いでしまう事がある。

あの日もそうだった。

朝。

目が覚めて、
私たちはお互いの目の前の顔を見つめながら
最後の「おはよう」を言うと
それからしばらく何も言えないまま目を逸らさずにいた。

先に動いたのは彼の方。
「早く準備しないと遅刻しちゃうよ」

私は頷くと洗面所に向かって
顔を洗おうと鏡を見た。

ひどい目―

私の目は、明らかに前日泣いた事がばれるほど腫れてしまっていた。
でも、
前日あった事はもうかなりの過去のような気さえした。


朝ごはん食べてる時も
着替えたりメイクしたりしてるときも
どっちも一言も喋らなかった。

そのまま8:30が来て
むねりんが家を出る時間になった。

「じゃあ…俺行くね。」

一緒に戦うと言って欲しかった。
いつかきっとわかってもらえるから頑張ろうって言って欲しかった。
サヤカ1人に辛い想いはさせないと言って欲しかった。

いや、
たくさんの言葉が欲しかった訳じゃない。

ただ一言、大丈夫って
彼が言ってくれたら頑張れたのにって


彼は何も悪くないのに

悪いのは…
でも誰が悪いのかもわからなかった。

私?
私の親?

違う…
きっと誰でもない。
こういうのって、誰が悪いわけでもない。

でもね、
あの時の私が頼る事ができたのも
私が怒りをぶつける事ができたのも

彼ひとりしかいなかった。


ほとんど無表情でそばに立つ彼の胸を
私は拳で何度も叩いた。
「どうして、何で」
って何度も繰り返しながら。

叩いても叩いても
彼は微動だにしなかった。
そして一言も発しなかった。

そうこうしてる内に、
私はまた泣き出してしまって
彼にもたれかかるようになった。

彼はただ一言、
「サヤカ…」
って名前を呼んでくれただけで
やっぱりそれ以上言ってはくれなかった。

言えるはずもなかった。
今は、わかる。

私が考え直そうって言えなかったのと同じ。
うぅん、きっと彼の方が辛かったはず。

そして彼はもう一度
「行くね。どうしても休むわけには行かないから。」
って言うと、玄関に向かった。

私も後をついていく。

いつもと同じように
出かけていく彼を見送って
でも、キスはしなかった。

最後だったのに。

いつもと同じ
でもいつもと違う。

彼は疲れきったような顔で
静かに出て行った。

音を立てて、玄関のドアが閉まって。


私と彼との
短すぎる
でも、たくさんの事がありすぎた2ヵ月半は

こうして終わりを告げた。


…告げたと思ってた。

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