あしたの私に会いに来て…

いつかまたあなたに逢えるなら。その時はもっとステキな私で逢いたい。

私&大切な人たち

サヤカ

Author:サヤカ
26歳 会社員
B型
音楽をこよなく愛するケータイマニアです

何かございましたら
*メール:sayaka38ca@ヤフー*
もしくは鍵コメにて。

当ブログは無期限放置になりました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

今も私は、日々言葉を綴っています。
皆さんから貰った、たくさんの気持ちを胸に頑張ります☆

みんないつもありがとう♪

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戻ってきた合鍵。

史斗くんとの電話を切って、
むねりんからの電話に出る。

「もう着くよ。
前まで出てきてー。」


もうすぐ日付が変わる。
会社の前に出ると、ヘッドライトが眩しく光りながら、
こっちに向かってきた。

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助手席のドアを開けると、
むねりんは呆れたように、でもすごく優しい顔して笑った。

「どうしたとー?
どこで落としたかわからんのやろ?」

「うん。もしかしたら実家かもしれないし
高速バスの中かもしれないし。」

「バッグの中に無いって事はどこで落としたか本当わからんもんね。
一応俺の部屋と車の中も探してみたんやけど無かったし。」


むねりんに、鍵をもらうために手を差し出した。
彼はポケットの中からそれを取り出した。

彼の、35歳の誕生日にあげた、うちの合鍵。
あの日彼が私の持ってた中から選んだキティちゃんがついたまま。

知ってたんだ。
あの別れ話をして以来
彼はこの鍵を持ち歩く事なく、
実家の居間の引き出しの中にしまっていた事。

その時のショックはやっぱり大きかった。
心のどこかでは、そういう現実をわかっていたつもりだったけど。
心が弱ってしまっている今は、余計にそれが辛い。

私は一言
「ありがとう」
ってそれを受け取った。

さっきまで史斗くんの声を聞いていた。
そして彼に励まされていた。
その事がどうしても引っかかってしまって
むねりんの隣にいるのが何か辛くなってしまった。
どうせ家まで1Kmもないし、歩いて帰ろう。

「じゃあね、本当ありがとう。
ていうか本当に本当にごめん。
今朝貸した1万円、返さなくていいから。
あれで高速代とガソリン代払って。」

そう言って助手席のドアを閉めようとしたけど
「そんなバカな事言わんでいいから。
乗っていけばいいやん。
家まで送るよ。
こんな時間に1人で歩いて帰っちゃダメ。」

むねりんはそう言って、私を助手席に招き入れた。

「でもサヤカなんか最近…良くない事ばっかりやね。」
良くない事…たしかに。
そしてその発端は、むねりん自身なんだけどな。
むねりんから、別れ話が出始めてから
よくないことが連続で起こってる。
それは決して彼のせいではないんだけど。

私の方から話題を変えるために聞いてみたの。
「この車、もう誰か乗せたでしょ?」
「いや…あぁ、1人乗せたな。」
「誰?」
「ばあちゃん。」
「おばあちゃんって…この車、90歳にはちょっと乗り心地悪そう」
「何か訳わかってなかったもん。
これは何や、あれは何やってそればっかり(笑)」


そうこうしてる内に、私の家の前に着いた。
時間にして、5分もかかってないかも。
「でも、サヤカちょっとは元気出た…?みたいやね。」
運転席からこっち見て、
いつもみたいに優しい顔して笑う。

違うよ。
元気なフリしてるだけだよ。
むねりんの前だから。
そりゃあ確かに、最初に比べたら少しは冷静さを取り戻したけど
私のショックはそんなに薄っぺらじゃない。

私は黙ったまま、笑うことしかできなかった。

そして彼は言ったんだ。
「見つかるかわかんないけど、
とりあえずそれ持っときー。」


とりあえず…?
今まで放置してたくせに、何?
まるで、自分の持ち物を私に貸しておいてやるって言うかのような
その口ぶりが理解できなかった。

「…もう、返さなくていいよね?
むねりんには、必要の無いものだと思うし。」


彼は腑に落ちないって顔をしながらただ、
ため息を1回ついて、そして何も言わなかった。

もう1回彼にお礼を言って、私は車を降りました。

部屋にようやく入れてほっとして思い出した。
史斗くんに電話するって言ったままだ。

ベッドに横になりながら、史斗くんに電話。
結局車で送ってもらったんだって話して。

私が夜、なかなか寝付けないのを知っている史斗くんは
その日も私の事を気遣ってくれて
眠くなるまで一緒に起きておくって言ってくれた。

彼も、次の日仕事で
おまけに出張だから6時起きって言ってたのに。

史斗くんは、優しい声して
電話の向こうでどんな表情をしてるんだろう。

その日私と史斗くんは結局
3時前までずっと電話で話し続けました。
仕事の事や、家族の事、
そして私の心の内。

奇妙な関係だ。
ケータイで繋がってから3日目なのに。

電話を切ったら、1時過ぎにむねりんからメールが来てた。
無事、家に戻ったって。

それに気付く事も、返事をする事もなく、
私は史斗くんと話してた。

私、どうしたらいいのかわからなくなってきた。
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